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264: 1/3@\(^o^)/ 2016/10/02(日) 16:37:20.77 ID:Ci7y/EWA0
大学で化学を学ぶジョンには化学工場で研究者として働く父親がいた。自分もいつかは父のような研究者に、と熱心に勉強していた。
そんなときジョンは環境保護活動に熱心に取り組むメアリーと出会う。
メアリーのひたむきな思いに心を動かされ、ジョンも環境保護活動に参加することに。
活動を通して2人は恋仲になる。
ある日、ジョンの父が勤める化学工場の近くの川で奇形のアザラシが見つかる。
マスコミは「化学工場から汚染物質が流されており、その影響ではないか」と報道する。
報道は日に日に過熱し、周辺住民からも不安の声が挙がる。
もう黙っていることはできない、と工事の責任者は化学工場の汚染物質とアザラシの奇形との関係についてジョンの父に調査を命じた。
調査の結果、化学工場は汚染物質を川に垂れ流しており、その汚染物質がアザラシの遺伝子に悪影響を与えているということがわかった。
265: 2/3@\(^o^)/ 2016/10/02(日) 16:39:21.30 ID:Ci7y/EWA0
ジョンの父が「アザラシの奇形は汚染物質の影響だ」と工事の責任者に伝えると、責任者は
「アザラシの奇形がうちのせいだとバレては困る!いいか、アザラシの奇形とうちの汚染物質とは関係ないと発表するんだ」とジョンの父に圧力をかけた。
ジョンの父は会見で
「化学工場の汚染物質とアザラシの奇形に関連性はない」
と発表した。
すると過熱していたバッシング報道も一旦は落ち着き、工場はその後も汚染物質を川に垂れ流し続ける。
しかし日に日に奇形のアザラシの数が増え、マスコミの報道も再過熱。
ジョンとメアリーが所属する環境保護団体も工場のそばでデモ活動に乗り出した。
メアリーは真実を色々な人に知ってもらうために奇形のアザラシを写真に撮ろうとゴムボートで川へ繰り出す。
266: 3/3@\(^o^)/ 2016/10/02(日) 16:40:25.56 ID:Ci7y/EWA0
一方、マスコミの報道やデモ活動を目の当たりにしたジョンの父は
「やはり真実を公表すべきだ」と責任者に進言するも、拒否される。
そしてジョンの父親は強硬手段に出る。
工場の外に詰めかけているマスコミに真実を訴えようと外に出た。
そこでジョンの父が見たのは
メアリーの乗るボートが、工場が汚染物質を垂れ流し奇形のアザラシが多数出現している「死の川」に転覆している様子だった。
ぐったりしたメアリーを助け出したジョンは、父親に向かって言った。
「メアリーは僕の子供を妊娠していたんだ。でも大丈夫。父さんが言っていたように、この川の水は安全なんだろう?」