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107: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/01/17(日) 18:29:27.55 ID:BWJXSCrs0.net
「計画のない旅」木内千鶴子
主人公は文芸部の先輩に憧れていて、文芸部が発行している文芸誌に投稿して気を引きたいと思っているが詩の才能がなくて悩んでいた。
文芸誌に投稿する詩のことで頭がいっぱいになっている主人公が家に帰ると母が友人の所に行かなくていいの?と言う。
主人公には病気で寝たきりの友達がいた。慌てて病院に向かう主人公。
二人はとても仲が良く他の人が友人のことを忘れても主人公だけは足繁く友人のもとに通っていた。
ある日、主人公がいつもように友人の見舞いに行くと友人が書いた詩を発見。その詩は素晴らしいものだった。
その夜、文芸誌の締め切りが迫りながら全く詩が思い浮かばない主人公はいけないとは思いつつも友人の詩を盗作してしまう。
主人公が学校に行くと友人たちが主人公の詩が大賞に選ばれたとはしゃいでいた。主人公が憧れている先輩も主人公の詩をべた褒め。ぜひ次の詩を書いてくれ、と頼まれる。
友人や周りも主人公に期待をし、主人公はどうしても詩を書かなくてはならないと思い筆を取るがやはり思い浮かばずまた寝たきりの友人の詩を盗作してしまう。
その詩もまた好評を呼び、主人公は先輩といい雰囲気に。また、文芸部に入ってくれともお願いされる。
108: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/01/17(日) 18:30:23.84 ID:BWJXSCrs0.net
つづき
そんなある日、友人たちが盗作だと騒いでいる姿が見えた。
聞くと雑誌で大賞に選ばれた詩が主人公が書いた詩にそっくりらしい。
その詩を書いた人の名前を見ると寝たきりの友人だった。憤り、真相を突き止めると息巻く友人と先輩にそんなことしなくていいと主人公は言うが友人たちは聞く耳を持たず寝たきりの友人がいる病院まで駆けて行ってしまう。どうしていいかわからずなく主人公。
場面は変わって病院。先輩と主人公の友人たちが寝たきりの友人を問い詰めると寝たきりの友人はあっさりと
自分の罪を認めて主人公の才能が羨ましくなってしてしまった。もうしないと話した。寝たきりの友人は主人公の罪をかぶったのだ。
先輩は自分の罪を認めてくれるならいいんだ。とこれまたあっさりと寝たきりの友人を許す。憤っていた友人たちもにこにこ。
寝たきりの友人はきっと病院に来てくれるよね、やっちゃったね、って笑いあえば仲良くできるよ親友だもん!とにこにこ顔。
和気藹々とした雰囲気からまた一変し、モノローグが。その頃主人公の制服姿が病院からそう遠くない池に浮かんでいるのを友人たちはまだ知らないのであった…。で終わり。
一度病院に寄っていたら友人は主人公のことを許していたし青春の過ちで終わったのに主人公が死んでしまって後味悪かった。
既出だったらすまん。いろいろうろ覚えだしはしょってる。