後味の悪い話

【後味の悪い話】筒井康隆「こぶ天才」

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80:本当にあった怖い名無し:2013/02/24(日) 22:16:11.89 ID:rywzjsPf0
筒井康隆のSF短編。うろ覚えなんで詳細違ってるかも。

はるか未来。宇宙に進出した人類は、とある惑星で巨大昆虫を発見。
「ハンプティ・ダンプティ」と命名。
その虫は寄生虫の一種で、他の生物の背中に融合し脊髄を介して
宿主の脳を活性化させるというPCの増設メモリのような生態の虫。

だがメモリと違うのは、一度融合してしまったら宿主とは死ぬまで分離不可能。
つまりハンプティ・ダンプティ(以後HD)と融合した人間は生涯巨大な虫を背負った、
せむし姿になる代償として天才的な頭脳を得る。

その事実は人類社会を一変させる。
その桁外れの知能からHDとの融合者は社会のエリート階層を独占することとなった。
そんな世界観の物語の主人公は、HDを売る男。

男の店は来客が絶えず、例えば脳の成長期が終わった大人が
HDと融合しても天才化は得られないと知っていても
「・・・見かけだけでも」とHDとの融合を希望する中年男とか、
「カ○ワになるのは嫌だぁぁ!!」と泣き叫ぶ我が子を
殴りながら店に連行してきた母親とか。

ともあれ店は繁盛し、男は巨万の富を得る。
が、ある時期を境にHDは全く売れなくなり、男は没落。
その後ホームレスとなった男に、1人の青年が話しかける。
青年はかつて男の店でHDを植えつけられた子供の1人。
青年と男は融合者の歴史を語る。

確かにHD融合者は知識で社会に貢献したものの、
それを帳消しにする位の現社会体制や、
技術形態では斬新過ぎて無意味な思想や発明品を連発。
しかも、己が知能から現人類を見下すようになっており、
結果コミュ障害からエリート界から排除される。

加えて背中に巨大昆虫を背負っている、せむしという
キモい外見から恋人も友人も出来ず、人類社会から異分子として認定されることに。

政府は、そんな異分子を集めて死ぬまで飼い殺しにする施設を開設。
誰が言い出したのか定かではないが
その施設は、後に「ノートルダム」と呼称された。

87:本当にあった怖い名無し:2013/02/25(月) 14:29:52.35 ID:/tuMzxrd0
>>80
作品名は『こぶ天才』だね
あと虫の名前はランプティ・バンプティ

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