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35: 本当にあった怖い名無し:2009/04/12(日) 07:24:02 ID:EY62Y0Tv0
「小鹿物語」
主人公の少年一家は、アメリカ開拓地の厳しい自然の中で生活していた。
ある日、父親が森で毒蛇に咬まれ、解毒のために
通りがかった鹿の親子の親を撃ち、肝臓を取り出して当てがう処置をする。
主人公は、保護者を失って生きていけない小鹿を自分が世話して飼いたいと言い、父親も同意する。
主人公は気弱な少年だったが、小鹿と仲良く遊び、
自分の責任で小鹿を育てていく中で、自信や活発さを身に着けていった。
しかし、おとなしかった小鹿が成長するにつれ、野生の気性を見せ始め
大切な畑の作物を食い荒らして手が付けられなくなる。
なんとか大人しくさせようと家族であれこれ工夫をこらしてみたが、どれも駄目だった。
森に捨てようとしても、戻って来る。「あの鹿を殺さないと、私たちが死ぬ。」
最初は少年は反対したが、それ以外に選択肢がなく、最終的に少年自身の手で射殺することになる。
少年は納得がいかず、両親に反発し、怒って家出した。
けれども、好き嫌いの感情や綺麗事だけでなく、大自然の中で人間が生きていくためには
誰が悪い訳でなくとも他の命を犠牲にしなければならない時があるのだということを悟り、
子供から大人へと精神的に成長した少年は、家に戻って行った。
36: 本当にあった怖い名無し:2009/04/12(日) 07:57:56 ID:ORPgw/Li0
>>35
日曜の夜7時半にやっていた名作劇場のアニメで、
これをやらなかったのは少年が小鹿を殺すかららしい。
あのシリーズ、助命嘆願がきてもパトラッシュとネロを
「原作のとおりだから」って殺したからね。