後味の悪い話

【後味の悪い話】高所恐怖症が移った男

585: 本当にあった怖い名無し2022/02/22(火) 22:56:11.67ID:/ROA5ZFQ0
『フォビア』という漫画の高所恐怖症の話
Aは高学歴で高収入なエリートのイケメン男
ある夜、仕事の関係で知り合ったグラドルの女の子を口説き落として、
タワマンの上層に有る自室へとお持ち帰りする
しかし彼女は高所恐怖症であるらしく、タワマンの高さに怯えっぱなし。
Aは安眠用のアイマスクを彼女に装着して落ち着かせた

どことなくSMプレイっぽいので興が乗ったAは、
彼女を窓辺に連れていってから、いきなりアイマスクを奪い取るというイタズラをした
すると彼女は大パニックに陥っえ暴れ、ガラスを突き破り、
Aごと外へ飛び出して高所から落下して行くという夢を見た。

Aが目覚めると朝になっていて、自室のベッドの上だった。
隣には昨夜お持ち帰りしたグラドルちゃんが横になっている
Aは構わず出勤するが、どうにも気分が良くなくて、
やがて高所恐怖症のような症状が現れ始める

586: 本当にあった怖い名無し2022/02/22(火) 22:56:45.74ID:/ROA5ZFQ0
Aは「あの女の高所恐怖症が移ったのか?」と思いながらも
1日を過ごそうとするが、症状は異常なほどに悪化していく。
とうとう自分の高い業績を表す長い棒グラフを見ただけで恐怖するという
レベルにまで追い込まれたAは、職場を飛び出し、
パニックに陥りながら自室へと帰宅する。

すると、あのグラドルちゃんが今朝と全く同じ姿勢のままベッドに横になっていた
「まだ帰ってなかったのか?」と思ったAは、グラドルを目覚めさせようとする
しかしグラドルは死んでいた
(たぶん昨夜アイマスクを外されて窓の外を見せられたショックで急死していた)
Aが慌ててタワマンから出ると、ちょうどパトカーが到着
(たぶん連絡の取れなくなったグラドルを捜索しに来た)
Aは咄嗟にその場から逃走
それに気付いた警察がAを追ってくる。
Aは疾走しながら「どうしてこうなった!?」と自分の半生を振り返る。

かつてAは貧乏で不細工な底辺の若者だった
だからAは必死に努力して「高み」へと這い上がってきた。
頑張って勉強して良い大学に合格した。バイトでコツコツお金を貯めて、
整形手術してイケメンに成った。一流企業に入社して業績トップをひた走り、
タワマンの上層に住むようになった。
それなのに・・・
次の瞬間、Aはトラックに撥ね飛ばされて空中を舞い、そして自由落下が始る
「嫌だ、墜ちたくないよ~!(´;ω;`)」

(Aが恐れていたのは物理的な高所ではなく、「自分が底辺から這い上がって得た現在の高い地位からの転落」だった)

587: 本当にあった怖い名無し2022/02/22(火) 23:04:54.51ID:P82vOLSg0
後味悪いかは微妙だが世にきみょみたいで面白かった

created by Rinker
¥693 (2024/04/19 22:14:41時点 Amazon調べ-詳細)

スポンサーリンク

-後味の悪い話