後味の悪い話

【後味の悪い話】児童書「クレヨン王国」

スポンサーリンク

199: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/01/23(土) 09:50:42.68 ID:iifrWzj1O.net
空気読まずに投下。
児童書「クレヨン王国」シリーズのあるエピソード。昔読んだ話なので細かいとこ違うかも。

クレヨン王国のある場所に封印されていた12体の妖怪が脱走し人間界へ向かった。
主人公の少女2人組は妖怪を再び封印する任務を命じられ、人間界に潜入。
妖怪たちは人間の女になりすまし、お見合いパーティーで結婚相手を探していた。(妖怪が人間の男と結婚の誓いを立てると封印できなくなるみたいな設定)
妖怪を封じるためにはその正体が分かっていないといけないのだが、最初の時点で判明しているのは「紫色の花を咲かせる植物の妖怪」ということだけ。
主人公たちは苦労して妖怪の正体を調査し、封じていく。

妖怪たちの中の一人は、非常に美しい女の姿をしていた。すぐに交際相手ができ、スピード結婚目前。
相手は元教員の優しそうな初老の男性。周囲が「だまされているのでは」と言っても美女に夢中で聞く耳を持たない。
やがて男の体に異変が生じる。妖怪の影響で体が異形のものに変化しつつあるのだ。
結婚式の直前にようやくその妖怪の正体が判明し主人公たちは会場に乗り込む。美女の正体は、大根の妖怪だった。
しかし焦ってしまい、妖怪封じの呪文を正確に唱えられない。

妖怪はその隙をついて強引に結婚の誓いを立てることもできたのだが、結局しなかった。
美女は悲しげな微笑みを浮かべ、みずから妖怪封じの呪文を唱えて消滅する。男のことを本当に愛してしまい、自分のせいで不幸にするのは耐えられないと思ったためだった。
花嫁を失った男はショックを受け、「普通の人でないことは知っていた。彼女が何者でも構わなかったのに」と泣き崩れる。
主人公たちは、任務は果たしたものの、複雑な気分でその場を後にした。

大根妖怪がほんとに朗らかで感じのいい女性として描かれていただけに可哀想でならなかった。大根の花って素朴で可憐なイメージだけどまさにそんな雰囲気だったんだよね。
妖怪が具体的にどういう悪いことをするのかもピンとこなかったし、余計に可哀想だった。
大根の煮物食べててふと思い出した話でした。
クレヨン王国シリーズってそういう鬱・もやもやエピソードがちょくちょくある。育ての親に料理されそうになった鶏とか。

関連記事 一覧

-後味の悪い話

© 2021 サンブログ