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433: なのるなもない(1/2)@\(^o^)/ 2014/12/13(土) 23:32:37.40 ID:abJlr3zi0.net
お馴染みの漫画「空が灰色だから」より、第44話「なのるなもない」。
小学生の少年が、いじめられて失意の中帰路についていた。
近所の公園を通りがかった時、少年は女子中学生が繁みの中に隠れているのを目にする。
気になって「あなたは何者で、何をしているのか」と聞くと、女子中学生は「名乗るほどの者ではない。ゆえあって追っ手から逃れている」と答えた。
少年は興味を持ち、女子中学生にいじめられていることを相談した。
すると女子中学生は「私がお前を鍛えてやる」と言い、訓練と称して少年に自分と相撲を取らせた。
が、小学生と中学生では後者に分があり、少年は全く歯が立たない。そんな少年に、女子中学生は「諦めないことが大事だ」とアドバイスする。
少年はその言葉を胸にいじめっ子に戦いを挑む。しかし、腕力はいじめっ子の方が格段に上で少年は負けてしまう。
少年は再び公園を訪れると、話が違うと女子中学生に文句を言う。
すると女子中学生は「だからお前は負けるのだ。お前はどうしようもない屑だ、それを理解しろ」と少年を罵倒し、突然投げ飛ばす。
怒った少年は女子中学生に向かって突進する。その勢いは昨日とは比べ物にならない程であり、ついには女子中学生を倒しかける。
だがその時、突然女子中学生は少年の背中に強烈なひじ打ちを加えた。
倒れる少年に、女子中学生は「勝てば官軍だ、どんな手を使ってもいい、勝つんだ!」と檄を飛ばした。
434: なのるなもない(2/2)@\(^o^)/ 2014/12/13(土) 23:35:55.20 ID:abJlr3zi0.net
そして翌日。少年はいじめっ子に不意打ちを仕掛け、いじめっ子が泣き言を言うまでボコボコにした。ついに少年は、いじめっ子に勝ったのだった。
少年は女子中学生にお礼を言おうといつもの公園に行く。少年にとって女子中学生はいじめっ子に勝つ勇気と技術をくれた師匠のような存在だった。
が、そこに待っていたのは同級生と思しき別の中学生に小突かれ、罵倒され、荷物を持たされながら何も抵抗せずへらへらと笑う女子中学生の姿だった。
かつての教えとは真逆の姿に、少年は立ち尽くすしかなかった。
憧れの存在の情けない姿に立ち尽くすというところで終わりってのも後味悪いけど、
女子中学生が少年に稽古をつけるときの罵倒は自分がいじめられているときの罵倒と同じ言葉だし
『相撲』ってのも女子中学生が受けている『無理やり相撲ごっこさせられる』っていじめにそっくりだし、
女子中学生は少年の思いやりから稽古をつけるんじゃなくて自分より弱い少年に自分がやられたことをやって憂さ晴らししているのがより後味悪い。
438: 名無しさん@そうだ選挙に行こう@\(^o^)/ 2014/12/14(日) 11:26:35.91 ID:wNP/C0qO0.net
弱いもの達が夕暮れ、さらに弱いものをたたく
その音が響き渡れば ブルースは加速して行く
だな