後味の悪い話

【後味の悪い話】絵本「ブルドーザーのガンバ」

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683:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/07/15(火) 20:40:26.08 ID:aLtr20q30.net
絵本「ブルドーザーのガンバ」(1/2)

ガンバはある建設会社のブルドーザー
若いころは色んな現場でバリバリ働き、会社の人たちから頼りにされ、慕われていたが
長年働いたせいで故障がちになり、いまは倉庫に置きっぱなしにされている

そんなガンバに団地をつくるために山を切り開く、という久しぶりの仕事が舞い込んだ。
こんな自分でもちゃんと出来る仕事があるんだ、と自信をもつガンバだが
いざ、働き出してみると、故障だらけの体は昔のようには動かない。
現場監督には怒られ、仲間の車両にも嘲笑される

それでも何とか全ての仕事を終え、あとは仲間と帰るだけ、と思っていたガンバだが
現場監督からひとりだけ残っての後始末を命じられる。
涙をこらえながら働くガンバ。しかし、その仕事がおわるとガンバは現場にそのまま廃棄されてしまう

しばらくたって、団地は完成した。
そこへ事情を知らず人間がハイキングにやってくる。すっかり変わってしまった景色に
彼らは「お前が自然を壊したんだ」「木や花をどこへやった」とガンバを責めた。
一生懸命働いただけなのに、と悲しみに耐えるガンバに追い打ちをかけるように激しい雨が降り始める

684:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/07/15(火) 20:41:13.61 ID:aLtr20q30.net
絵本「ブルドーザーのガンバ」(2/2)
雨に濡れながらたたずむガンバの耳に、遠くから救急車のサイレンが聞こえてくる
救急車はガンバのそばを通り抜けて行ったが、すぐに戻ってきた
病気の男の子をむかえに行くところだったのだが、途中の山道で土砂崩れが起こっており、先へ進めないのだ
ガンバを使ってその土砂を取り除けないか、と思って戻ってきたらしい。

幸いガソリンも残っているし、エンジンもかかる
ガンバはこどもを助けたい一心で、必死に土砂の山へ突っ込んでいく
そして、最後の力を振り絞って、残っていた大きな倒木を崖の下へと落とした時
ガンバは倒木と一緒に崖下へと転落していった…

季節がかわり、崖下のガンバに触れる手がある。
あの雨の日、ガンバが助けた男の子だった
「ありがとう。おかげで病気がなおりました」

でも、もうガンバは何もわかりません。何も聞こえません。

こどもの頃読んで、「ガンバが幸せになれないまま死んじゃった!」と凄いショックを受けた
そのころすでに悲しい話はいくつも読んでたはずだけど
こども心に「そりゃないわ」ってやるせない気持ちになったのはこの話がはじめてかもしれん

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