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89:本当にあった怖い名無し:2006/03/05(日) 14:27:11 ID:kqJMugqj0
古ーい少女マンガから
主人公は両親と三人暮らしの少女
ある日の朝食時、少女はカレンダーの今日の日付けに丸がつけてあるのに気付く。
母親に「あの印はなに?」と聞くけれど母は「知らない」と答える。
そのまま少女は学校へ行くために家を出るが
しばらく歩いたところで銃を持った男が突然前にいた男を射殺。
驚いた少女は通りすがりの男性に助けを求めるがその人は倒れている男を一瞥すると
「フンッ」という感じで立ち去ってしまう。
少女は他の通行人たちにも助けを求めるがみんなが無視、警察や救急車を呼ぶ人もいない。
仕方なく交番に駆込み警官に事情を話すが
警官も「まぁ、落ち着きなさい」とタバコに火をつけると今日が何の日かを説明し始める。
いわく、野生動物には「天敵」がいる。
それで増え過ぎず減り過ぎずバランスが保たれている。
ところが人間には天敵がいない。
それで人間が増え過ぎてどうしようもなくなった。
そこで今日だけ大人は自分の殺したい人を一人だけ殺しても良いということになったんだ。
身に覚えのあるヤツは今日一日息を潜めて隠れているだろう。
自分もいつ殺されるか…まったく警官なんて因果な商売だよ。
そんな馬鹿な!とは思うものの実際にそこら中で人が殺されている。
両親のことが心配になった少女は慌てて家まで駆け戻る。
「パパもママも人に恨まれるような人じゃないし大丈夫よね!?」と
自分に言い聞かせながらドアを開けると、そこには
包丁で父を滅多刺しにしている母と
血まみれになりながら母を絞め殺そうとする父の姿があった。