後味の悪い話

【後味の悪い話】コメディアニメ「リックアンドモーティ」

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943: 本当にあった怖い名無し2020/06/10(水) 02:05:44.68ID:xzgk0GM/0
「リックアンドモーティ」という海外のコメディアニメの話
主人公リックは孫のモーティを連れ回して宇宙や異次元を冒険しているマッドサイエンティスト
ある日立ち寄った宇宙の雑貨屋で、モーティは魅力的なダッチワイフロボットを発見し、「じいちゃんと冒険したっていう思い出の品が欲しいんだ」と言葉巧みにリックにおねだりして買ってもらうことに成功
帰宅したモーティは自室にこもって猿のようにダッチワイフロボとセッ○スしまくるようになる
すると突然ダッチワイフが飛行モードに変形して何処かへと飛び去ろうとし始め、それが叶わないとなると、なんとエイリアンの赤ん坊を出産した
駆け付けたリックがダッチワイフを解体して調べてみると、ダッチワイフロボの腹の中には異星人の卵子が内蔵されており、子供を産む機能が備わっていたのだ
つまり先ほど産まれたエイリアンの赤ん坊は、地球人であるモーティと異星人の女性の遺伝子が掛け合わさって産まれたハーフなのだ
モーティは「僕に子供が産まれた!」と大喜びし、「やめろ」というリックの声も無視して「モーティJr」と名付けてしまう
「異星人の子供なんて、巨大になるかもしれないし、変な病原菌を持っているかもしれない」とリックが難色を示すが、モーティは既にJrを我が子として育てる気満々だった

リックはダッチワイフロボを解析して生産元の惑星を突き止め、調査に向かう
その結果、その惑星に棲む異星人の男は高い破壊衝動と殺人衝動を持っており、宇宙でも有数の野蛮で狂暴な生命体だということが判明する
リックはすぐに地球に帰りたかったが、異星人の女たちに捕まってしまって足止めをくらう

一方、地球に残って子育てをしていたモーティはというと
Jrは驚異的な速さで成長しており、「お外に出たい」と喋り始める
異形の姿をしたJrを家の外に出すわけにはいかず、モーティはJrに「外にはJrにだけ効く毒ガスが蔓延している」と嘘を教えた
やがてJrは地球人の大人より大きな身体へと成長し、思春期になるとやさぐれ始める
異星人の遺伝子に刻まれた強い破壊衝動と殺人衝動に駆られ始めたのだが、外に出れば毒ガスで死ぬと言われ、家の中で大人しくテレビを見ているくらいしか出来ない

944: 本当にあった怖い名無し2020/06/10(水) 02:06:20.66ID:xzgk0GM/0
なら、せめて暴力的な内容の番組を観ようとしたJrだったが、モーティがそれを阻んで幼児向けの番組を見せようとする
テレビリモコンの奪い合いが始まり、その末にモーティはうっかりJrを軽く突き飛ばしてしまう
ほんの軽くであり、痛みなどまるで無かっただろうが、Jrは深い精神的なショックを受けた様子だった
咄嗟にモーティが謝るが、Jrは「こんな生活を送るくらいなら、毒ガスで死んだ方がマシだ!」と癇癪を起こし、外に飛び出して深呼吸をする
しかし死なないので、Jrは今まで騙されていたという事実を理解する
「何もかも嘘だった!政府は無能だ!キリストはクリスマスに生まれてない!感謝祭は先住民殺しだ!」
自由を手に入れたJrは衝動の趣くままに暴れ始める
そこへ駆け付けたモーティが幼児向け番組の歌と踊りを披露して戯けてみせる
するとJrはモーティに育てられていた幸せな一時を思い出したらしく、モーティと一緒に歌って踊って戯け始め、やがて泣きじゃくりながらモーティにすがりつく
そこへリックが宇宙から帰還し、Jrを殺そうと銃を構える
モーティは「Jrは僕の子供だ。殺すなら父親の僕を殺せ!」と言ってリックの前に立ちはだかる
Jrは「この湧き上がる衝動をどうしていいのか自分でもわからない」と嘆く
すると、偶然にも通りががっていたとある作家が騒動の一部始終を見ていたらしく、アドバイスをして来る
作家「私だって人間をメチャクチャにしてやりたいという衝動を抱えているんだが、それを創作活動に活かしてるんだ」
モーティ「え?あなたはあの有名な絵本作家?とてもハートルフな絵本だったから、邪悪な作品には見えなかったんだけど…」
作家「失礼なやつだな…」
Jrは作家のアドバイスに従って一人立ちしてクリエイターを目指すことを宣言し、モーティのもとを去って行った

そしてJrは小説家としてデビューし、ベストセラー作家となる
著書は「私の恐ろしい父」という本で、父親から監禁と洗脳と暴力という虐待を受け続けたと語るJr自身の自伝であった
唖然とするモーティ。モーティの母が「子供って案外そんなものよ」と言って終わり

945: 本当にあった怖い名無し2020/06/10(水) 08:15:33.30ID:o/MH7anF0
メスが困り果ててハーフを作るためのロボットを異種族社会に派遣する種族とは…
よくロボット文明を構築する前に滅ばなかったな

946: 本当にあった怖い名無し2020/06/10(水) 12:32:26.48ID:xzgk0GM/0
>>945
説明をはしょったから変な誤解を生んだみたいだが
その惑星はオスの起こした戦争のせいで一度滅びかけたとかで、それ以降はメスが惑星を支配するようになっていた
メスだけが近未来的な都市で知性と教養を持って生活している
オスは知性も教養も無くて言葉も喋れなくて荒野で野人のように暮らしている
時々セックスロボットが散布されて、オスたちは手に入れたセックスロボットの中に性を放つ
その後セックスロボットはメスによって回収され、産まれた子供はメスなら都市で暮らし、オスなら荒野に捨てられる
モーティが買ったセックスロボットはどっかのルートで流出したもので、ハーフを作ろうという意図は無い

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