後味の悪い話

【後味の悪い話】「スティールボールラン」の主人公の過去

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288: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/01/27(水) 22:59:33.00 ID:c80NVnvQ0.net
「スティール・ボール・ラン」の主人公の過去

裕福な貴族の家に次男として生まれた主人公は、幼い頃、『白いネズミ』を飼っていた
主人公はそのネズミが大好きで、密かにポケットに入れて連れ歩いた
しかし食事中にこっそりネズミに料理を分け与えていたことがバレてしまい、厳格な父から明日までにネズミを殺すよう命じられてしまう

主人公は愛するネズミを抱き締めて涙を流す
そこへ主人公の兄がやって来て主人公を励ます
騎手(競走馬に乗る人)としての将来が有望視されている天才の兄は、父の大のお気に入りで、弟の主人公が内心「自分は本当にこの家の子なのだろうか?」と疑問視する程に完璧な人間だった
兄はネズミを森へ逃がすよう優しく主人公に助言し、証拠として父に見せる為のネズミの死骸まで用意してくれると言う
主人公は兄の助言に従ってネズミを森へ逃がした。主人公は兄のことが大好きだった

数日後
兄は乗馬中に落馬して帰らぬ人となった
目撃者の談によると、兄が乗っていた馬の足元を『白いネズミ』が通り過ぎたため、馬が驚いてしまったらしい

290: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/01/27(水) 23:00:15.23 ID:c80NVnvQ0.net
数年後
主人公は自分のブーツが壊れかけていることに気付いた
どうやら安物のブーツだったらしい。しかも持っているブーツはこれ一足で、替えのブーツがなかった
主人公は亡き兄の部屋へ向かい、兄の思い出の品々が飾られた棚から兄のブーツを取り出した
ちょうどそこへ父もやって来る
父は主人公が兄のブーツを手にしているのを目にし、ブーツを棚に戻すよう主人公に命じる
主人公は事情を説明して必死に食い下がり、兄のブーツをは履く許可を求める
父はそんな主人公に数々の辛辣な言葉を浴びせる
とうとう主人公と父は兄のブーツを奪い合って取っ組み合いを始めた
主人公は懇願する「兄さんはもう何年も前に死んだんです、これからは僕を見て欲しい!」
父は聞く耳をもたない「のぼせあがるな!お前に兄の形見を使う資格は無い!兄を侮辱するな!」
主人公はつい勢い良く父を突き飛ばしてしまった
父はガラス張りの棚に激突し、割れたガラスで首を切り、激しく出血した
主人公は父を心配して近寄ろうとしたが、父は「近付くな!」と叫んで主人公を拒絶した
そして父は子供のようにメソメソと泣き始め、こう呟いた

「神よ…あなたは…連れて行く子供を間違えた…」

主人公は家を出た
「神さまは間違えたんだ」と信じながら

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