後味の悪い話

【後味の悪い話】西岸良平「レモンティーのみた夢」

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926: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2017/05/07(日) 04:03:04.81 ID:P+8mFe/+0
西岸良平 夕焼けの詩「レモンティーのみた夢」

既出だったらゴメン、あと若干うろ覚え

あるところに、上京して喫茶店のボーイをしている青年と、同じ喫茶店で働いている女の子がいた。
二人はお互いに両想いのような感じだったけどイマイチ踏み切れないような関係だった。青年は
アルバイトで薄給ながらにもその女の子と結婚して将来幸せにしてあげたいと思っていた。

青年の趣味は家具を見ること。高くて買えないけど、ずっと目をつけているテーブルセットが
あった。ひょんなことからその女の子と一緒に家具を見ることになって、店員の計らい(冷やかし)
でレモンティーを二人でそのテーブルセットで飲み、将来の事について少し語り合うのだった・・・・。

しかし、その家具売り場を二人で見に行った次の日、女の子は仕事を突然やめてしまい、それと同時に
青年が目をつけていたテーブルセットも売れてしまった。青年は女の子がいなくなった事にショックを
受けてしまう。

長いんでいったん切ります

927: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2017/05/07(日) 04:05:01.92 ID:P+8mFe/+0
そして月日は流れ青年はセールスマンになっていた。青年は別の女性と結婚していたが、お世辞にも綺麗とは言えないし、
尻に敷かれていて肩身の狭い思いをしていた。すると偶然営業先で女の子と出会う。女の子はお金持ちと結婚しており、
裕福な暮らしを送っているようで特に苦労はしていないようだった。女の子の家に上がり込むと、そこには例のテーブル
セットがあり、青年は懐かしさを覚える。そしてあの時と同じようにレモンティーを飲みながら二人で色々と語るのだった。

青年は「君は結婚してこんな裕福な暮らしができていて幸せそうでよかった」と安心するのだが、女の子は
「本当にこんな結婚することが幸せだと思って・・・?」となんとも言えない表情で言うのだった。

青年が若い頃は色々な願望を持っていたのに、女の子にしろ、テーブルセットにしろ何一つ手に入れられなかった
っていうとこがなんとなく切なくなったし、女の子が結婚を喜んでいないというところに何とも言えなくなった・・・。
二人とも幸せになれてないっぽいところがなんとなく後味悪いと思った・・・説明下手ですまん・・・。

929: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2017/05/07(日) 10:39:45.47 ID:Jxm2zt1o0
>>927
状況的に、女の子の方は政略結婚かなとおもったけど
男の方はなんで結婚したんだ
なんか今の奥さんにずいぶん失礼な感じがするな
いい奴と思ってた男が性格悪そうで後味悪いわ

930: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2017/05/07(日) 14:26:35.31 ID:DvHk60GA0
>>929
男の行動に後味感じるんだね。自分はこの話全体で切なくて苦い感じ受けたけど。
人それぞれで感じるポイント、後味悪さが違うってのは面白いねぇ。

931: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2017/05/07(日) 20:30:55.80 ID:90E7/gSV0
手に入らなかったものほど眩しく思えて
現在自分が手にしているものについては粗ばかりに見えるのが人のサガ
失ってしまうとようやくそれもそれなりに良いものだったように思えてきたりな

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