231: 本当にあった怖い名無し:2008/07/13(日) 00:34:07 ID:58msfc5G0
シカゴ・ホープという海外ドラマのエピソード。
これはERとよく比較される、病院の医師たちの苦悩や戦いを描いたドラマ。
その日シカゴホープ病院に運ばれてきたのは呼吸停止に陥った無脳症児だった。
通常なら1~2日で死ぬといわれている無脳症児が1週間も生きていることに驚く医師たちだったが、
さらに驚かされたのはその母親が延命措置を望んだことだった。
医師たちは戸惑ったが、母親が望むのであればと無脳症児に延命措置を施す。
その母親には子のほかに家族がいなかった(理由は憶えてない)こともあって
ずっと子供に付きっ切りで、微笑んだり話しかけたり、
1週間生き続けたのもこの愛情の賜物なのかというくらいの愛情たっぷり。
医師の誰もがこのまま死ぬだろう、むしろその方がいいと思っているのに、
母親だけは生き延びることを心から願っていた。
そんな中、心臓病の子供を連れた夫婦が緊急用のヘリで病院を訪ねてきた。
件の無脳症児は法律上では死んでいると見なされるため、
延命措置を施していることを知らなかった職員の手違いで
その子供の名前が臓器提供リストに載ってしまっていた。
ずっと探し続けていた子供の心臓のドナーが見つかったと喜び勇んでやってきたのだった。
心臓病の子供は長距離移動したことによって昏睡状態に陥っている。
即時に心臓移植を行う以外に助かる方法はない。
無脳症児の担当医師は延命措置は意味が無い、お子さん自身もあなたもかわいそうだ、
目の前に助かる命があるというのにと母親を説得にかかるが
母親はこの子も生きてる。人工呼吸でだけど、心臓は動いてるのにと泣き崩れる。
心臓移植を断られたことで絶望する心臓病の子供の家族。
それを見た無脳症児の母親は、移植に同意した。
移植手術後、手術室から出てきた息子を囲んだ家族が歓声を上げる。
無脳症児の母親は、それを遠くから泣きはらした目で見つめ、静かにその場を後にした。
確か昔、深夜に地上波でやってたんだが
一緒に見てた友人と激論を交わして関係が気まずくなった思い出があるww
当時見たきりなのでところどころ違ってるかもしれん、すまん