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「耳かき」
ダンディズムを最優先させる謎の殺し屋(浅野)は、ホテルの一室から標的の美女に銃口を向けていた。
あとは引き金を引くだけ・・・。しかしこの男は、任務遂行の前に必ず行うことがあった。
"ご自慢の耳かき"で耳あかを取ることだった。それがその男流の"ダンディズム"。そして今回も耳かきを耳の奥に入れるのだったが・・・。
何と耳かきが耳の奥に入ったまま抜けなくなってしまったのだ!
これはまずい、こんな耳かきが奥に入ったままの状態を他人に見られたらダンディズムが台無しだ!
と、何とか耳かきを取ろうとする殺し屋。
しかし、耳かきはそうとう奥に入っているらしく、少し動かしただけで耳がもの凄く痛む。
鼓膜につっかかってるんだろうか?
その後、事前に遊ぶ約束をしていた女が部屋に勝手に入ってくる。
こんな状態を見られてはマズい、と女を追い返えすが、帰り際に女にビンタされる。
すると、耳かきがわずかではあるが耳から抜けてきた!
これはいいぞ、と女にもっとビンタするようにせがむが、気味悪がられて逃げられてしまう。
途方に暮れた男は、今度は試しに耳かきをあえてより奥に突っ込んでみる。
すると、痛みなくスルスルと入ってくる。
これはいいぞ、とそうやって突っ込んでいるうちに、耳かきが完全に耳の中に入って取れなくなってしまった。
慌てる殺し屋だが、まずは任務遂行が先だ!と美女に標準を合せ、撃とうとした瞬間、
美女がこっちを向いた。
そして笑った。
なぜ笑ってる!?もしや・・・と思って鏡を見てみると、
そこには鼻から耳かきが飛び出しているという、何とも間抜けな殺し屋の姿があった。
唖然とする殺し屋。
同時に、美女が部屋から出ていってしまい、任務は失敗に終わる・・・