後味の悪い話

【世にも奇妙な物語】トイレの落書き

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終電間際の地下鉄の駅。主人公はトイレに行きたくなる。
用を足して手を洗っていると壁の落書きに気付いた。
「夜、このトイレを使った人は出られなくなる」
鼻で笑って出ようとする主人公。
だが、入口の扉が閉まっていて、
押しても引いてもびくともしない。
終電も出てしまい、駅員も去った駅のトイレで
夜明かしすることとなる。

トイレにはさまざまな落書きがあった。
暇つぶしに落書きを読む主人公だったが、
その内容は物騒なものばかり。
その一つ、個室のトイレの壁に
「12時になるとジャックがやって来る」と
書いてあった。
更にその詳しい内容が書かれている。
時計を見るともうすぐその時刻。

虚勢を張っていた主人公だったが、
誰もいない筈なのに、足音がトイレに近付いてきたためパニックに陥る。
思わず落書きを拭き取ると足音がやんだ。
勢いに任せ、全ての落書きを落とすために
一晩中トイレ掃除をする主人公。

夜が明け、すっかりきれいになったトイレで立ち尽くす主人公。

と、入り口の扉が開く。
押しても引いても開かないわけで、必死で開けようとしてたドアは、引き戸だった。

朝になってそのことに気付いてあっけなく外に出られる主人公。

出る前に蛇口をひねり、手を洗いながら鏡を見ると、
あまり気にしていなかった壁の大きな落書きが「259」の鏡文字だったと気付く。
「……ジゴク?」

地下鉄では会社に間に合わないと気付いた主人公はタクシーを捕まえほっとする。
しかし、近付いてきたタクシーの番号は「259」。

嫌な予感がした主人公は、その車を見送り、次に来た車に乗り込む。

先ほどの「259」番はその前方を走っていたが、その時すごい音が!

交差点で衝突事故を起こして大破する「259」番。
「マジかよ!?」という顔で、呆然とする主人公。

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