後味の悪い話

【世にも奇妙な物語】雪山

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ある日、飛行機事故が起こりました。

その飛行機は雪山に墜落し、生き残ったのは五人。

主人公の美佐(矢田亜希子)とその友人である麻里(中村麻美)の他に、カメラマンの結城(鈴木一真)、医師の真辺(宝田明)、そして中年の男である山内(大杉漣)でした。

友人の麻里が事故のせいで足を怪我している中、どうにかして山小屋まで運ぼうとするも、力つきてしまいます。

そこで他の四人は、仕方なく彼女を埋めていってしまいました。

そして、ついに山小屋を見つけ、喜ぶ四人でしたが、美佐が「友人を助けなければ」と言って、カメラマンの結城とともに麻里を埋めた場所まで戻ります。

しかし結城は、スコップで誤って麻里の首を突きさしてしまい、殺してしまいます。

そして怖くなって、二人は山小屋に駆け戻りました。

その後、山小屋で救助隊を待つ四人ですが、それぞれ持っていた食料や山小屋の中にあった食料を皆で分けて、助かろうとします。

さらに、そこには毛布まで揃っていました。

やがて、四人は寒さで眠くなってしまいますが、全員が一度に眠り込んでしまったら凍え死んでしまうために、一人見張り番を置くことに決め、残り三人が眠るというルールで全員が仮眠をとり始めます。

そして見張り番だった人は、次の人を起こしに行って、その場所で眠るという流れで順番を交代していきました。

山内→結城・結城→真辺・真辺→美佐...という順番で起こします。

そこで、見張り役を交代していって、しばらく経った後に事件が起きます。

不意に目覚まし時計が鳴り山内が目を覚ますと、何故か全員が自分の寝場所でそれぞれ眠っていることに気がつきました。

そこで「俺を起こしたのは一体誰なんだ」と疑問が生まれてます。

順番が来るたびに最初に見張り番をしていた者を起こした人が誰だか分からないのです。

それが何回か繰り返された後、美佐がある事に気づきます。

このローテションは五人いないと成り立たないということです。

山内→結城・結城→真辺・真辺→美佐...の後に、美佐が山内を起こしに行こうとしても、山内が次の結城を起こすために、次の場所に居て、元の場所に居なかったからです。

それなのに、美佐は山内の場所で誰かを起こし、誰かと交代した事になるので、思わず悲鳴を上げてしまいます。

美佐が「私達以外の誰かが居る!」といって、 麻里が復讐のために蘇り、自分達を殺しに来たんだと思いこんでいきます。

そして、謎の人影が彼女の目の前をよぎります。

そのうち、暗闇の中で真辺が何者かに殺され、そして山内まで殺されて死んでしまったのです。

残ったのは、美佐と結城だけになり、結城が「俺達の事をビデオに残すんだ!これが俺達が生きた証だ!」 と言いながらビデオを自分達の前に設置し、二人は眠りは眠ってしまいます。

ふと、美佐が目を覚ますと、隣りで眠っていたはずの結城の背中に、斧が突き刺さっていました。

半狂乱になりながら、誰が結城を殺したのかを、設置したビデオで震えながら確かめます。

そこに写っていたのは、白い服の女、つまり麻里の服を着た女でした。

やっぱり麻里がやったんだと思い込んだ美佐は、続けてカメラのビデオを見ます。

白い服の女は、結城にオノを振り下ろし、そしてカメラが女の顔を映し出しました。

しかし、それは麻里では無く、美佐、自分自身でした。

(どういう事?まさか私が殺してしまったのか?) 美佐は叫びました。

救助隊の声で我に帰る美佐ですが、自分がいたはずの山小屋はどこかへ消えています。

死体だけが自分の周りにゴロゴロと転がっている状態です。

放心状態の美佐に「君の名前は?」と救助隊が尋ねました。

「私の…私の名前は…?」 麻里の白い服を着ている美佐が言います。

「それとも、私が麻里なのか。」 雪の中に埋もれて絶命している友人の麻里が着ていたのは、美佐のスキーウェアでした。

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