スポンサーリンク
70: 1/2:2010/09/09(木) 19:44:45 ID:gMLusC5M0
うろ覚えだから細部が違うと思うけど、世にも奇妙な物語で見た話。
「お前が悪い」とかそんなかんじのタイトル
主人公は平凡なサラリーマン。ある日、街を歩いているとガラの悪い男がぶつかってくる。
「イテーな兄ちゃん気ぃつけろや!」
なんだコイツと思いながらもやり過ごして家路に着く。
次の日、買い物帰りのおばさんが主人公にぶつかってきて荷物をぶちまけ、主人公のせいにされる。
気晴らしにゲーセンに入りUFOキャッチャーの前を通りがかるとカップルが
「お前が通ったせいで縫いぐるみ取り損ねたから謝罪と賠償を(ry」
そんな感じで誰のどんな失敗でも主人公のせいにされ、
しかも因果関係の説明を求めても「とにかくお前のせい」
仕事の失敗、交通事故とどんどん事態は酷くなっていく。
しまいには近場で起きた強盗殺人まで主人公が悪いと言われ、
警察&市民から追いかけられ、走って逃げるも追い詰められる。
71: 2/2:2010/09/09(木) 19:45:54 ID:gMLusC5M0
いい加減にブチ切れて
「ちょっと待てお前ら、じゃあこの世で起きた事件事故は全部俺が悪いのか?
子供が転ぶのも銀行強盗が立てこもるのも政治家が脱税するのも
空が青いのも郵便ポストが赤いのも、ぜーーーーーんぶ俺が悪いのかよ!!!!」
一瞬しーんとする空気の中、警官達が顔を見合わせ、ポツリと言う
「…まあ、そういう事だな。」
「うわああああああああぁぁぁぁぁ」
発狂してどっか建物の中に走り去る主人公。
警官達があわてて追いかけるとベルトか何かで首を吊って即死していた。
「あーあ…」
残念そうに溜め息をつく一同。
警官がふと振り向くと、通りすがりの冴えない男と目が合う。
「…お前が悪い」
その呟きを皮切りに、次々とその男に集まる群衆の視線、へ?何?みたいな男の表情で幕が閉じる。
225: 本当にあった怖い名無し:2007/05/31(木) 14:08:32 ID:u1wU9wge0
ちなみに原作小説があるが、オチは完全に異なる。
232: 本当にあった怖い名無し:2007/05/31(木) 15:17:16 ID:It/HT2/t0
>>225
どどどど、どんなおおおちなんだ!!!
257: 本当にあった怖い名無し:2007/05/31(木) 22:51:48 ID:lqHwIB7h0
>>232
じゃないが。
>そして遂に、世の全ての災いの元凶である主人公を
ここまでは原作と同じ。
大家が合い鍵で部屋を開ける前に主人公は二階の窓から飛び出しバイクを奪って逃げる。
世界中が主人公を敵だとみなし学者はしかつめらしい顔で「大氷河期の到来は主人公のせい」
などの言いがかりレベルのものを言い放つ。
しかし人類は主人公を敵だと思い、皮肉にもそれで世界は団結する。
なんとか一週間持ちこたえるが、主人公はとうとう、公園の便所に追いつめられる。
周囲には軍隊。軍靴の音が近づいている。
主人公は洗面台の鏡の中の自分と対峙する。
顔は血まみれで到底自分とは思えなかった。
理不尽で横暴な暴力にだんだん腹が立ち、主人公は鏡の中の自分を指さし心の底から叫ぶ。
「お前が悪い!」
その途端、鏡の中の主人公がくるりと背を向けて逃げ出した。
直後兵士が突入するが、鏡の前に立つ主人公を押しのけて我先に鏡の中へ飛び込んだ。
主人公を追い鏡の中に飛び込む人の群れは半月続いた。
だれ一人いなくなった世界で、主人公は犬の頬を挟み
「こうなったのは、ひょっとして、ぼくのせいだったのかな?」と呟く。
犬は主人公の腕からするりと抜け、振り返り、言った。
「お前が悪い!」
______________
原作は火浦功の同名SF小説(だから鏡に入ったり犬が喋ったりする)。
俺はドラマを見ていないから原作との差異を示すことはできない。すまん。
260: 本当にあった怖い名無し:2007/05/31(木) 23:12:34 ID:A2Jv/8iv0
>>257
へー面白いね。ありがとう。>>232ではないけど。
テレビ版はちょっとしたブラックユーモアって感じだけど、
原作は世界規模の大スペクタクルSFブラックユーモアだね。