後味の悪い話

【後味の悪い話】ジョージ・フロイドの死

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273:本当にあった怖い名無し2021/08/10(火) 14:09:18.71ID:nh4GXyif0⋮
短編映画『隔たる世界の二人』

彼女の家にお泊まりして朝に目覚めを迎えた、善良な黒人男性である主人公。
愛犬の待つ自宅に帰るために帰路に付き、路上でタバコを吸った。
すると、神経質そうな顔付きの白人警察官に呼び止められる。
白人警官から「珍しい銘柄のタバコを吸っているから怪しい」というデタラメな難癖を付けられ、横暴で圧迫的な職務質問が始まる。
それを拒否してさっさと帰ろうとする主人公。
だが、なんと犯罪者扱いされて速攻で射殺されてしまう。
オイラは死んだ。

と思いきや、彼女のベッドで目を覚ます。
良かった、ただの悪い夢だったのか・・・。
ってことで気を取り直して帰路に着く。
だが、なんと夢に出てきた白人警官が現れ、夢と同じように主人公に難癖を付けて来る。
そして同じように理不尽な展開となり、主人公は射殺された。

と思いきや、またまた主人公は彼女のベッドで目を覚ます。
また悪夢を見たのか?
と思いきや、その後も「目覚める、殺される、目覚める、殺される」ことが何度も何度も繰り返され、気が遠くなるほど殺され続ける。

訳がわからない。
「彼女の部屋から出なければ良くね?」
そのまま暫く彼女の部屋で過ごすことにし、主人公と彼女は二人で仲良くクッキングを始めた。
すると、なんと完全武装したS.W.A.T.みたいな連中が突撃となりの朝御飯してくる。
その時に単なる泡立て器を手にしていた主人公は、「ナイフを持ってるぞー!」ってことでマシンガンの一斉掃射を浴びて蜂の巣に。
S.W.A.T.「え?ここ○○号室じゃないの?間違えちゃった、テヘペロ(・ωく)」

つづく

274:本当にあった怖い名無し2021/08/10(火) 14:12:06.39ID:nh4GXyif0
>>273つづき
また彼女のベッドで目を覚ました主人公。
今度は別のアプローチを思い付き、自分の方から白人警官に話しかけてみる。
「悪夢の中で白人警官に射殺される。今からあの通行人が○○する。あの通行人が転ぶ。今から白人警官なね電話がかかって来るが、母親からで、内容は無いよう」

そう語ることにより、どうにか白人警官の理解を得て、味方に引き込むことに成功する。
話してみると白人警官は意外と話の通じる良い奴で、彼の運転するパトカーで護送してもらえることになった。
パトカーの車内で主人公と白人警官は様々なことを語り合い、相互理解が深まっていく。
警察官に成った理由を、白人警官は「昔いじめられっ子だったから、今は警察官として市民をいじめる立場に回った」と語った。
そして主人公の自宅に到着。
別れ際、主人公は「また会おう」と言おうかと考えるが、やっぱりやめておき、握手を交わし、良い雰囲気のまま気持ち良く別れた。
主人公が自宅に入ろうとしていると、白人警官が意味深な拍手を始める。
そきて彼はこう語り始める。
「素晴らしい演技だった。まさか、私の良心に訴えかけてくるとはな。
今まで、射殺とか窒息とか、色んな方法でお前を殺してきたが、今回は一番面白かった。最高だったぞ。
だが、今回限りだ」
そう言って笑うと、白人警官は拳銃を取り出す。

主人公は彼女のベッドで目を覚ます。
満身創痍で、今度は彼女に全てを明かす。
彼女「話し合いで解決できないの?」
主人公「あいつは最初から俺を殺すことが目的のサイコパスだから無理」
彼女「なら、どうするの?」
主人公「俺は頭が良いし、運動神経もバツグン。金も持ちだし、そして何よりもハンサムだ。
いつかきっと、このループを抜け出して、家に帰れる」
主人公は決して絶望せず、無限ループに立ち向かう強い意志を見せ、また彼女の部屋を出る。

最後にスタッフロールのように人名が大量に流れて来るが、「電話をかけた」「ジョギングをしていた」「自宅でゲームをしていた」等々、どれもこれも些細な行動が記されている。
最後にジョージフロイドの名前が出て、「買い物をしていた」と表示されて終わり。

※ジョージ・フロイドの死

ジョージ・フロイドの死は、アフリカ系アメリカ人の黒人男性ジョージ・フロイドが、2020年5月25日にミネアポリス近郊で、警察官のデレク・ショーヴィンの不適切な拘束方法によって殺害された事件。

2020年5月25日当日、警察官デレク・ショーヴィンを被疑者とする告訴状によると、偽ドル札の使用容疑により手錠をかけられたフロイドが、「呼吸ができない、助けてくれ」と懇願していたにもかかわらず、8分46秒間フロイドの頸部を膝で強く押さえつけ、フロイドを死亡させた。その時間の中で、フロイドの反応が見られなくなった後の2分53秒間においても当該警察官はフロイドの頸部を膝で押さえつけていた。フロイドは手錠を掛けられ顔は路面に押さえ込まれていたが、なおも当該警察官は膝でフロイドの頸部を押し付けていた。その他3名の警察官の関与が確認されている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ジョージ・フロイドの死

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