後味の悪い話

【後味の悪い話】松本洋子作品

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829: 1@\(^o^)/ 2015/11/08(日) 17:52:42.72 ID:ebc68q6C0.net
なかよし読者へのトラウマメーカー松本洋子作品でタイトルは忘れた
記憶なので詳細は違っているかもしれない

金持ちの貴族の老女が車(運転手付き)に乗っていた
前にふらふらと少女が飛び出してきて跳ねてしまった
怪我をした少女を家まで連れて帰り、医者を呼んで手当てをさせた
少女は事故のせいか記憶を失い、自分が何者か分かっていない
少女は死んだ娘だか孫だかに似ていたのでその名ミリアムという仮名で呼ばれ、保護される

老女のところにはボランティアでやってくるさわやか青年がいてミリアムと親しくなる
また、唯一の肉親である姪だか孫だかはよく彼女を訪ねてうるが目的はもちろん将来自分が受け継ぐことになるであろう老女の遺産
老女の財産管理をしている青年弁護士と身内の女はもちろんデキている

830: 2@\(^o^)/ 2015/11/08(日) 17:53:21.36 ID:ebc68q6C0.net
ミリアムには時々子供の泣き声が聞こえるが青年には聞こえない。幻聴か?
時々背の高い男が物陰からこちらを見つめている
弁護士が煙草にライターで火を点けたとき何故か火が怖くて悲鳴をあげる
得体の知れない何かと自分が何者か分からない不安に怯えるミリアム

時が経ち、ミリアムの身元を探している家族がいないようだから老女はミリアムを養女にしたいと考える
それを知った弁護士はミリアムにアタックするがもちろん相手にされない

老女の家には伝説があった
かつて娘が悪魔と契約を交わし、魔女となり、子供を生贄に捧げたりいろいろとしでかして火あぶりにされたという
身内の女はミリアムが魔女だったら養女いしたいなんて考えないわよねという
弁護士ニヤリ

弁護士は偶然屋敷の地下室から魔女となった娘の肖像画を見つけ出す
それはミリアムにうり二つだった
私は魔女だったんだ!とパニックになるミリアムだが青年はそんなことないよと優しく諭す

その夜、ミリアムは青年に呼び出されるがそれは弁護士の罠で火責めに合う
そこにやめたまえ!と登場するのは物陰から見ていた男
ミリアムはショックで記憶を取り戻した
「わたしがわかるかね?アン」「院長先生!」

831: 3@\(^o^)/ 2015/11/08(日) 17:53:41.54 ID:ebc68q6C0.net
男は孤児院の院長だと名乗る
経営する孤児院が家事になり、多くの子供が焼死した
ミリアムと呼ばれていた少女は孤児のアンで彼女も死んだのではないかと思われていたら姿を見かけ、気になって今まで物陰から見ていた
「おどろかせてすまなかったね」「いいえ」
火が怖いのも子供の泣き声の幻聴もすべて家事のせいだった
魔女の肖像画はもちろん弁護士が作らせたもの
身内の女はとっくに逃げ出していた
弁護士はチッ!と舌打ちをしてその場を去る
屋敷から離れた彼は黒いシルエットの集団に囲まれる「ウワァァァァァ」

養女の手続きが完了する
アンは老女の娘となり、ミリアムと呼ばれることになる
青年は俺からもなにかプレゼントをしなくちゃねと言い、ミリアムは彼が首に下げている変わった形のロザリオが欲しいという
それは老女が先祖代々受け継いでいたもので自分の世話をしてくれる青年にプレゼントしたものだった
ミリアムは青年がいないところでそのロザリオを靴で思い切り踏む
砕かれたロザリオは鍵になった

832: 4・終わり@\(^o^)/ 2015/11/08(日) 17:54:48.42 ID:ebc68q6C0.net
ロザリオの鍵でどこかの塔にある部屋の鍵を開ける
そこには黒いローブに身を包んだミリアムと院長他
「あのバカな男のおかげで記憶を取り戻したわ。生贄を連れておいで」
縛られた身内の女が引きずり込まれてくる
「助けてミリアム!」「ミリアム?私は(魔女の名前)よ」
実は魔女の伝説は彼女の父親に都合のいい部分しか語られていなかった

貴族の娘は貧しい男と恋に落ちた。しかし政略結婚でジジイのもとに嫁がされることが決まり、駆け落ちを決意した
あっけなく見つかり、娘の目の前で恋人は殺された
復讐を決意した娘は悪魔と契約し、すべてを呪い、結果火あぶりにされた
しかし数百年の時が経ち、魔女は蘇り、仲間を増やした
弁護士はとっくに仲間につかまり、殺されている
「最後にお前にも役に立ってもらうわ」「やめて!キャァァァァ!」
魔女は女の生首を掴み上げ、血を「主」に捧げる

院長と呼ばれていた手下の男は老女はそのうち始末するとして青年はどうしますか?と魔女に聞く
「ばかね、わからないの」
青年は主が約束した通りに魔女に与えた恋人の生まれ変わり。これからはずっとラブラブで過ごせる
「おーいミリアムどこだー」
青年は塔の石段で恋人を探す
「私はここよ。待っていたわ…」
白目で魔女は微笑む
(END)

ヒロインが魔女?と疑われるがそうじゃなくて
…と思っていたらやっぱり魔女でしたというのはお約束すぎるが恋人は別に悪魔崇拝者じゃないだろうし
後味の悪さに子供ながらに嫌な気持ちになった

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