後味の悪い話

【後味の悪い話】ヨーロッパの中世の出来事

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309: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/17(月) 23:12:19.81 ID:rg+ukwu/0.net
なんの本で読んだか忘れてしまったがヨーロッパあたりでの出来事を二つ。
読んだのがかなり昔なので記憶違いはご勘弁を

中世、ある国の臣下の男に年若く美しい妻がおり、
政略結婚が当たり前であったこの時代には珍しいことに仲睦まじく暮らしていた。

しかし、この国の国王は希に見るほどの女好き。
しかも慣習では国王から要請されればたとえ妻であろうとも"提供"しなければいけない。
美しい妻の姿を見れば、国王は必ず妻を要求するだろう。

一計を案じた男は妻に「決して私の領地から外には出ず、王宮には近づかないこと。
もし、王宮に呼び出さなければいけない用事が出来た時には私の封蝋の印章を
手紙に添えて送るから、その時は駆け付けて欲しい」と伝えた。

さて、国王の耳にも男の妻の美しさの噂は届いていた。
しかし男は妻を召し上げられることを警戒して厳重に匿っているという。
なんとかして妻の姿を見る方法はないものかと思案した末に、男が親しくしている友人を賄賂で懐柔し
印章うんぬんを聞き出すことに成功した。実は男は酒の席でうっかり仕組みを友人に喋ってしまっていたのだ。

さっそく国王は男の印章を偽造。
男に成りすまして書いた手紙を添えて妻のもとに届けさせた。
印章を受け取った妻は吃驚仰天、夫の一大事かもしれないと王宮に駆け付けたが通された先は国王の間。
居並ぶ臣下の先には国王が王座に座っており、してやったりと大笑い。
臣下の中には男の姿もあったが顔面蒼白だったという。
結局妻は国王の愛人として王宮に召し上げられ夫婦は離れ離れになってしまった。

それから十数年が経過したのち、クーデターで国王は失脚。
クーデターを企てたメンバーの一人である男は妻のもとに駆け付け妻を見事救出…
するかと思いきや、引っ捕えて拷問にかけてしまった。
十数年の間に愛情が憎しみに変わっていたのかもしれない。
国王に愛人として取られなければ二人はずっと幸せだったのかもと考えると残念な結末だった。

311: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/17(月) 23:14:58.70 ID:rg+ukwu/0.net
もう一つはやはり中世の、ある国の王と王子の話。

王にとって王子は唯一の息子で、大事な後継者であった。
しかし、王子が結婚したがった女性は身分の低い生まれであったため、
王は「愛人にするならまだしも正妻にしたいとは何事か」と大反対。
しかし王子は強引にその女性と結婚してしまう。

王子は妻と共に別邸で暮らし子どもも生まれたが数年たったある日、王より外地視察の任を与えられる。
現代とは違って馬での道行き、任務には時間がかかり、しばらく家を離れなければいけない。
王子は妻と子ども達にしばしの別れを告げ、任務に赴いた。

数週間の後、任務を終え王子が家に帰ってみると、なんと妻子は死んでいた。
聞いた話によると、王子が留守の間に王が臣下たちを引き連れ妻のいる別邸を訪れたのだという。
妻は驚き、喜び、礼節をもって歓迎したが、王はその顔もまともに見ぬまま、妻子の処刑を臣下に命じたという。
唖然としているうちに妻と幼い子ども達は首を刎ねられてしまったのである。

王としては次世代に卑しい血が混ざるのは諸外国との関係を考えても不味いものであったから
わざと王子を遠地に赴かせ、その隙に妻子を処刑して悩みの元を絶つことにしたのであった。

これを聞いた王子は嘆き悲しみ怒り狂ったが、国王の権力が強大だった時代のことである。
王に対しては何もできないまま十数年が経過し、やがて王が寿命で他界して
王子が国王として即位することとなった。

最高権力を手に入れた新国王は最初の命令として
「妻と子ども達の処刑に加担した先王の臣下たちを処刑せよ」と告げ、さくさくと実行。
さらに妻の墓を掘り返してその遺体を着飾らせ、王妃の席に座らせると
残った臣下たちに「彼女は王妃である。臣下の礼をとれ」と命じて遺体の手の甲への口づけを強制した。

この話は妻と子ども達も不憫で後味悪いが臣下の視点で考えても
最初の時点で先王に逆らっていたらその時点で処刑、従っていても王子が即位した時点で処刑、
関わりがなくても遺体にキスさせられる、と詰んでいてなかなかにやばいと思った。

313: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 00:01:43.20 ID:mYEyCbxw0.net
>>309>>311
救われない話だなー、どっちも夫が病みすぎた

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