後味の悪い話

【後味の悪い話】格闘家のセーム・シュルト

687: 本当にあった怖い名無し 2013/01/07(月) 21:55:16.33 ID:9ZEtzAcf0
格闘家のセーム・シュルトは、練習を終え帰る準備をしていた。
彼が一人で駐車場に向かっていると、一組の夫婦が彼に話しかけてきた。
夫婦は彼の今までの功績をたたえた後、自分の娘は重い病気にかかって死に掛けているが、
お金がないために、手術をする事ができないのだと彼に伝えた。
それを聞いて哀れに思ったシュルトは「これが子供のために役立てば良いのだけど」と言って、
3000万円の小切手を夫婦に渡した。

翌週、彼がジムでトレーニングをしているとジムの職員がやって来た。
「先週、駐車場にいたファンが、あなたが中年の夫婦に会っていたと言っていましたが・・・」シュルトはうなずいた。
「実は」と職員は続けた。「あの夫婦は有名な詐欺師で病気の女の子なんていないんです。
あなたはだまされたんですよ」
「じゃあ、死に掛けている女の子なんていないの?」
「そのとおりです」
すると、シュルトは笑いながらこう言った。
「そうか。そいつは今週で一番の良い知らせだ」

689: 本当にあった怖い名無し 2013/01/07(月) 22:12:27.49 ID:UG0Z69Ie0
>>687
欧米特有のエスプリの利いたジョークだが
心洗われる気分だ…。

698: 本当にあった怖い名無し 2013/01/08(火) 01:11:09.62 ID:pIpe6y9F0
そうそうこういうのがききたかったんだよ

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