後味の悪い話

【後味の悪い話】ゴーストオブツシマ「河童」

487: 本当にあった怖い名無し2020/08/19(水) 12:38:02.49ID:1jeeXw9+0
ゲーム「ゴーストオブツシマ」の河童のエピソード
鎌倉時代。主人公は旅する侍
旅の道中で、海辺の川沿いに一軒だけポツンと建っている漁師の家を訪ねる
すると家の中で1人の娘が怯えながら泣いていた
主人公が訳を尋ねると、娘は「父が河童に拐われてしまった」と語る
河童が現れた際、父は娘を家の中の物陰に隠すと、屋外へと出て行き、それっきり帰って来ないらしい
娘は「確かにこの目で河童を見ました」と断言する
主人公は娘の父の捜索を引き受け、家の周囲を観察し、河童の痕跡を見付けて追跡する
その先で主人公が発見したものは、無惨にも殺された父の遺体と、父の獲った魚を笑いながら焼いて食べている賊の集団だった
主人公は賊どもを斬り捨て、賊に奪われていた父の遺品を回収して帰ると、父の遺品を娘に渡し、見てきた事をそのまま告げる
しかし娘は「父を殺したのは河童です」と言い張って主人公の話を聞こうとせず、涙を流してこう言う
「だって、『人』にこの様な残酷な所業が出来ますでしょうか?」
主人公は「人は、追い詰められれば化け物にもなるのだ」と説き、この地を離れるよう娘に言う
娘は両手で顔を被って泣きじゃくった

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