後味の悪い話

【後味の悪い話】サイボーグ009「ザ・ディープ・スペース編」

スポンサーリンク

404: 本当にあった怖い名無し@ \(^o^)/ 2016/03/21(月) 11:08:53.21 ID:i+UdZVqj0
サイボーグ009のザ・ディープ・スペース編
9人のサイボーグ戦士と博士が見る夢の話で、それぞれ微妙に後味悪いが
個人的に後味悪かったのが赤ん坊の001のストーリー

001は夢の中である惑星にたどり着く
その惑星には赤ん坊しか存在せず、国王も赤ん坊だったが
5歳になると消えてしまう、という現象があり、5歳を迎える赤ん坊は消滅の恐怖に怯えていた
そんな中、国王は住人達に「マザー」という大人の女性をかたどった神像を作らせていた
この像を完成させて祈れば、5歳になっても消えないかもしれない、という望みをもって

そして、マザーが完成し、喜ぶ国王や住人達
しかし、一人の住人が呟いた「マザーが動けばいいのに」という声を聞いた001は
超能力でマザーを動かす
驚く住人達だったが、無理矢理超能力で動かしたせいで、マザーは崩れて、バラバラになってしまう。
泣き叫ぶ住人達の中、001は一人落ち込むのだった。

406: 本当にあった怖い名無し@ \(^o^)/ 2016/03/21(月) 17:02:37.40 ID:XGGXVoKy0
>>404
001とは思えぬ凡ミスだな

411: 本当にあった怖い名無し@ \(^o^)/ 2016/03/21(月) 19:04:10.36 ID:khOBaIyH0
>>404で思い出したギャグ漫画。オチは古典的でつまらんと先に言っておく

色んな所を旅している主人公の一団は、「10歳までしか生きられない」という短命な種族Aが暮らす土地に向かうことになる
仲間の一人の超人的な種族Bの男が「種族Bは美形しかいない。自分は昔、短命な種族の娘と結婚していた」と仲間に話す
仲間が男に「そういえば種族Bの寿命はどのくらいなのか」と聞く
男は「定かではないが、知り合いに五万歳の奴がいた。ちなみに自分は数千歳だ(または一万歳くらい?)」と答える
仲間たちは「五万年以上生きる種族と10年しか生きられない種族、さぞかし悲恋だっただろう」とひそひそ話す

主人公たちは種族Aの土地に到着
種族Aの者は皆誰もがあくせくと素早く行動して暮らしていた
男が解説する。種族Aは短命な分、生き急いで行動しなければ人生を無駄にしてしまうのだ

すると種族Aではない商業人の売り文句が聞こえてきた
この商業人、男と同じ種族Bの者であり、かつて種族Aの娘を巡って男と争った恋敵でもあった
恋敵は「この本を読破ば誰でも速読が出来るようになる」とうたい、辞書のように大きくて分厚い本を二十巻セットで売っていた

412: 本当にあった怖い名無し@ \(^o^)/ 2016/03/21(月) 19:05:01.06 ID:khOBaIyH0
種族Aの者たちは本を買おうと殺到する
男は「短命な種族Aの足下を見た詐欺ではないか」と怒り、元恋敵に決闘を挑む
しかし男は敗北してしまい、遠く彼方へと吹き飛ばされ、気を失った

男は種族Aの娘と付き合っていた頃の夢を見た
男が娘に求婚すると、娘は俯いて呟く
「でも私、あと数日しか…」

目を覚ますと、かつての恋人に瓜二つの娘が男の目の前にいた
男は思わずかつての恋人の名で娘を呼ぶ
娘は「自分は○○ではなく××という名前だ」と言って否定する
娘はのんびりとした性格であり、優しく男を介抱してくれる
男は安らぎを感じた

主人公たちが男を探して現れる
男は既に××との生活に順応しており、「彼女と一緒にここで暮らす」と宣言
××は主人公たちにお辞儀し、絞り出すような声で自己紹介したかと思うと、
そのまま前のめりに倒れて動かなくなった

帰りの船の中で男が泣きじゃくっている
仲間たちが「ちょうど10歳だったらしいよ」とひそひそ話してて終わり

オチは弱いけど(というか古典のパクリだし)、元恋敵が何のお咎めも無いのが気になった
その後も種族Aの国で詐欺を続けてるのかと思うと後味悪い

スポンサーリンク

-後味の悪い話