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救急救命センターに搬送されてくる重傷者、高野伊都子(田中美佐子)、夫の悟(渡辺いっけい)、そして娘の真里(室田恵理)。救急処置の声が交錯する中、3人は生死のはざまをさまよっていた…。
そして3人は、謎の声が語るメッセージとともに朝を迎える。
「3人は死ぬ運命。ただし、3人のうち1人の命を犠牲にすれば、他の2人は助かる。三日後の午前0時までに誰か1人を殺しなさい。もし、そのひとりを決められなければ、全員が死ぬことになる。自殺は認めない。ここは生と死のはざまの町。誰が死ぬのか、家族会議をして決めなさい」
目覚ましがなる。夫「俺たち・・・」
朝食を作りテレビをつけるが、砂嵐状態
娘が起きてきた「珍しい~一人で起きたの?!」
「あのね・・・」娘の言葉を何度か遮る、夫が娘に「まだ牛乳飲めないんだって~」
娘は大きな声で「なんで私たち生きているの?!」
一生懸命取り繕っていた二人が凍る。
事故にあい病院へ、そこで声を聞いた。
「三日後の0時までに三人のうち1人を殺せ」「自殺は認めない」「出来なければ全員死ぬ」
カレンダーは、3日間のみ。他の人は居ない。
家族会議を開く、娘には手を出せないのが二人の共通の意見
妻「私を殺して、母親が必要なら再婚を!」
夫「俺を殺せ、再婚をすればいい」、娘が現れ泣きじゃくる
妻はビルの屋上から飛び降りるが出来ない。夫は包丁を持ち「自殺は出来ないというのは本当だな」と自らの首に包丁を刺すが無傷。包丁を無理に握らせ「刺せ!」と迫る。
「一人を犠牲はできない、遣り残した事をしよう」という結論
娘と種をまく「いつかいつか・・・と言ってしなかったから」
ベランダから夫が冷ややかに見ていた。
視線に気づき、妻は2階へ、手すりが壊れ妻は落ちそうになるが危機一髪助かる。
壊れた部分は細工されていた。
夫が牛乳へ除草剤をいれるところを目撃してしまう妻。
娘は牛乳嫌いなため飲むことはない。
そしてゴミ箱に手紙、夫は愛人と娘と生き残ろうとしている・・・決定的なものとなった。
お母さんは、お父さんに殺されるくらいなら、私がお父さんを殺すという気持ちが生まる。
包丁を手に・・・しかし決心がつかないまま0時が迫る。
夫が怒鳴る「早く!」
なんとこれまでのことは罪悪感なしに、二人が自分を殺せるようにした夫の策略だったのだ。
そこへ「やり残した事がある」と笑顔で娘が牛乳を飲む
病院のベット、娘からの手紙。
「牛乳に毒が入っていたのは知っていた、パパとママが生き残り、
また子供を作れば私がまたパパとママの子供として・・・」
すると「パパ!ママ!」と娘の声
車椅子に座る娘。娘は生きていたのだ。
「また声が聞こえたの『二人が一番愛しているのは君だ』って」にっこり笑う
ベットから手を伸ばし娘の手を握る。
天の声さんが家族愛に感動して、
3人とも助かるっていう家族愛のハッピーエンド。