625本当にあった怖い名無し2021/10/13(水) 14:32:36.32ID:oWnGxVfh0
『こぐまレンサ』
とある売れない作家が、死後に残るような大作を書くことを夢見ていた
そのためなら自分の命だって惜しくはなかった
しかし才能が無かったため、悪魔に縋ることにし、召喚の儀式を行う
しかし現れたのは天使みたいな翼を生やした「コグマ」と名乗る不思議な女の子
作家「天使でも悪魔でもいい、願いを叶えてくれ」「代価は、命でいいかな?」
そこへ作家の声を聞き付けて妻が乱入して来て、コグマは忽然と姿を消してしまう
夢だったのかと思う作家
しかし後日になって作家は路上で誰かの書いたノートを拾う
ノートには、日記形式で猟奇的な物語が書かれていた
作家はそれをパクって小説を執筆し、なんとベストセラーと成る
そのまま文学賞の候補に選ばれ、受賞作が発表される授賞式が開かれる
だが、作家は「もし受賞を逃したら恥ずかしいから」と言って授賞式には出席しないことにし、代わりに妻だけが出席した
すると、授賞式の会場で大爆発が起き、参加者は全員死亡
死亡者には作家の妻や親しい人々が含まれていた
作家「代価とされた命は、俺以外の人間の命だったのか。やっぱり、あの女の子は悪魔だったんだ」
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