後味の悪い話

【後味の悪い話】モンスターコンプリワールド

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688:本当にあった怖い名無し 2018/09/15(土) 17:57:05.11ID:PcADY1xA0
モンスター育成バトルゲーム「モンスターコンプリワールド」

少年のシフォンは老人に誘われて
捕まえたモンスターを戦わせるモンコン大会を観戦する事になった。

試合の参加者は全員子供。
モンスターは子供特有の純粋な心に惹かれる、
なのでモンスター集めて戦わせるのは子供にしかできないと老人は語る。

最初は興味なさげに試合を見ていたシフォンだが
熱いバトルとモンスターと子供の絆に感動し、
いずれ自分もモンスター使いになりたいと思うようになる。

その日、シフォンは帰り道にモンコン大会の優勝者、カイルと出会う。
しかし彼は浮かない顔をしていた。

カイルはもうすぐ大人になる。
それを察して仲間のモンスター達がカイルから去ってしまったのだ。
残ったのはヒヨコ虫というモンスター1匹。
そのヒヨコ虫もカイルから去ろうとしていた。

ヒヨコ虫がシフォンを気に入っている事に気づいたカイルは
ヒヨコ虫をシフォンに託し、モンスター使いを引退する。

シフォンは相棒のヒヨコ虫と共に、モンスター使いの冒険に出かけた。

ここまでがゲームのOP。

689:本当にあった怖い名無し 2018/09/15(土) 17:59:36.67ID:PcADY1xA0
内容はポケモンとだいたい同じ。
ダンジョンに潜ってモンスター捕まえて
ライバルやとバトルしてレベル上げて大会に参加。

強いモンスターを仲間にして大会で優勝するのもいいし
CDを読み込んでお気に入りのダンジョンと珍しいモンスターを見つけるのも楽しい。
相棒のヒヨコ虫も可愛いし、当時はとにかくハマったゲームだった。

690:本当にあった怖い名無し 2018/09/15(土) 18:03:18.31ID:PcADY1xA0
この何年か後にシフォンのその後を描いたOVAが出ていた。

シフォンはあれからモンスター使いとして大いに活躍した。
しかし成長するにつれ少しずつモンスターと心を通わす事ができなくなっていた。

仲間のモンスター達は大人になっていくシフォンから次々去って行く、
唯一カイルからもらったヒヨコ虫だけはシフォンから離れずに寄り添っていた。

当時は猫くらいの大きさのヒヨコ虫だったが
シフォンの2、3倍くらいある巨大なモンスターに成長していた。
今は大人しく傍に居るが、もし野生に目覚めたら周りに被害が出てしまう。

シフォンはモンスター使い最後の仕事として、
ヒヨコ虫を故郷の森に帰すため旅をしていた。

目的の森の手前まで来たところで、ヒヨコ虫が暴走してしまう。
シフォンはヒヨコ虫に語り掛けるが
大人になったシフォンの声は届かなくなっていた。

暴走したヒヨコ虫は、森の近くの城下町に向かって走り出していた。
このままでは町に大きな被害が出てしまう。
シフォンは町の衛兵と協力し、ヒヨコ虫の進路を森に変えることに成功。
ヒヨコ虫はそのまま故郷の森までつっ走って行ってしまった…。

ゲーム本編では一緒に旅をして仲良くなったモンスターなのに
設定とは言え大人になったシフォンを見放していったのもつらいし
相棒だったヒヨコ虫との別れ方も最悪で後味が悪い。

ゲームしていた時は明るく楽しい思い出ばかりだったからかなりショックだった。

692:本当にあった怖い名無し 2018/09/15(土) 21:55:10.21ID:2NIMsJOo0
>>689
まんまモンスターファームやんけ

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