後味の悪い話

【後味の悪い話】洋ゲーのDIABLO3

177:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/06/26(木) 21:33:50.62 ID:Cn80W0sF0.net
洋ゲーのDIABLO3

地獄の帝王を筆頭とする地獄の軍勢と、大天使を筆頭とする天の軍勢が久しく争い続けている世界で
人間界は「サンクチュアリ」と呼ばれ、幾度と無く悪魔の侵攻・両勢力の衝突に脅かされてきた。
それでも数多の英雄の手によって地獄の帝王は討たれ、封印され、
未だに健在なのはわずかに2体という状況であった。

そんなある日、寂れた街の郊外に流星が落ち、それを境に死者が蘇り、生者を襲うという事件が発生する。
噂を聞きつけた主人公が街を訪れ、そこで今作のヒロインである「リア」、その叔父の「ケイン」と出会う。
リアは幼いころに父母を亡くし、それ以来叔父に付き従い、世界を旅している。
叔父であるケインはホラドリムという組織の末裔で、地獄の侵攻から人間界を守ることを使命とし
その方法を知るために世界を巡っていたのだ。

主人公とリア達は協力して調査にあたり、今回の件が流星によって引き起こされたこと、
同時にその流星の欠片を邪教の教団が狙っていることを知る。
その教団は地獄の帝王の一人ベリアルの復活を目論んで暗躍しており、
その指導者である「マグダ」により、ケインは殺されてしまう。
リアは一度は悲嘆にくれるも、立ち直り、叔父の意志を継ぐことを決心する。

178:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/06/26(木) 21:34:27.22 ID:Cn80W0sF0.net
天涯孤独の身となったかに思えた彼女であったが、次に訪れた街で意外な情報を得る。
それは、死んだと思っていた母親が生きているというものであった。
その情報の通り、母親との再会を果たすリア。
母親の「エイドリア」は強い力を持った魔女で、地獄の帝王へ対抗するため、
親子の絆を犠牲にしてでも一人で動いていたらしい。
彼女の情報によれば、今この地はベリアルという帝王の魔の手にさらされており、
それに対抗するには、過去にホラドリムにより抹殺された狂気の魔術師「ゾルタンクーレ」の作った
「黒のソウルストーン」に帝王を封印した後、それを破壊すれば良いとのことであった。
また、その封印をする役目は娘であるリアでなければならないという。

リアは幼い頃から、絶体絶命の危機を不思議な力によって乗り越えてきた経験があり、
エイドリアはその秘められた力を自在に使わせるため、リアに訓練を施す。
それは厳しいものであったが、甲斐甲斐しくもあり、長年の隔絶を感じさせない微笑ましさすら感じさせる光景であった。
その甲斐あって、ベリアルの封印には成功するも、
リアにとっては力を使うこと、特に封印した帝王を抑えつけることは非常に大きな負担となったが
仲間や母からの励ましもあり、ついには移動先の砦にて、残る一体のアズモダンをも封印することに成功した。
残るはソウルストーンを破壊することのみ。
死闘を乗り越えた仲間や砦の住人たちの間にも安心感と祝勝ムードが広がる。

179:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/06/26(木) 21:35:01.86 ID:Cn80W0sF0.net
しかし、それは全てまやかしだった。

実は、エイドリアはかつてマグダとともに邪教を率いていたのだ。
しかしある時を境に、彼女はある遠大な目的のために教団を離れた。
その目的とは、恐怖を司る帝王「ディアブロ」の真なる復活。
そのために彼女は、かつての同志、そして実の娘さえも裏切り、ついにはその目的を達成した。
ソウルストーンの中に幾体もの帝王を封じ込め、リアの肉体を器にすべてを統合、
(リアの父親はかつてその身にディアブロを封じた人物で、器としての資格は彼女に受け継がれたのだろう)
以前よりずっと強力な、真の魔王としてディアブロを復活させたのだ。
最終的にディアブロは主人公により討たれたが、リアの肉体と魂は失われ、エイドリアは何処かへと消え去った。

PCでは拡張版があって物語は続くらしいのだが、CS版では今のところここまで。
拡張版では少しぐらいリアに救いがあればいいなぁ…

180:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/06/26(木) 21:38:23.92 ID:4QPs8P+x0.net
エイドリアーーn!

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